新学期の準備をしていると、パソコンをWindowsにするかMacにするか、ここで手が止まる人がすごく多い。
『くらしごと』のしおりです。相談を受けるたびに感じるのは、正解が一つに決まる話ではなく、確認する順番を間違えると後から面倒になるタイプの選び物だということ。今日はその順番を整理しながら書いていきます。
最初に見ておきたいところ
わたしなら最初に、大学や学部からパソコンについての指定が出ていないかを見る。
理系の学部や情報系のコースだと、授業で使うソフトがWindows専用になっていることがある。ここを見ずに本体だけ先に決めてしまうと、入学してからソフトが動かないと気づいて買い直すことになりかねない。二度手間になるのは、時間的にもお金の面でもけっこう痛い出費になる。
入学案内やシラバスに、推奨環境やPC必須ソフトの記載がある場合は、そこを一度目を通しておくと安心できる。指定がなければ、次はふだんの使い方から考えていく流れに入っていく。
使い方から考える選び方
学部からの指定がなければ、レポート作成が中心なのか、映像や音楽の制作までしたいのかで判断材料が変わってくる。レポートやプレゼン資料が中心なら選択肢はかなり広く、どちらでも大きな差は出にくいというのが実感としてある一方、映像編集や音楽制作を本気でやりたいならMac寄りの理由が増えていく。
ここで一度、自分の使い方を先に見ておくと動きやすい。次の3点は、本体を選ぶ前に確認しておきたいポイントとしてまとめておく。
- 学部からの指定ソフト
- ふだんの作業内容
- 提出物のファイル形式
この3つを先に見ておくと、店頭で機種を比べているときの迷う時間がかなり減る。特にソフトの指定は、購入後に変えにくい部分なので、ここだけは後回しにしないほうがいい。
迷いやすい分かれ目はここ
このあたりで迷う人が多いのが、周りの友達が使っているOSに合わせるべきかという点。合わせておけば課題データのやり取りで困りにくいというのは、たしかにその通りではある。
ただ、それだけを理由に決めてしまうと、自分の作業スタイルに合わないまま四年間つき合うことになってしまう。ここは一度立ち止まって、友達の環境よりも自分がよく使う作業から逆算したほうが、あとで後悔しにくい。周りに合わせるのは、最後の決め手くらいに考えておくのがちょうどいい距離感だと思う。
後回しにすると意外と面倒な点
提出物のファイル形式は、後回しにするとけっこう面倒になりやすいところ。
- 文書のレイアウト崩れ
-
WordやExcelは両OSで使えるが表示が微妙にずれることがある
指定フォントが片方のOSにしか入っておらず配置が変わる場合がある
わたしなら提出前に一度、ファイルをPDFに変換して崩れがないか確認する作業を挟む。ここを飛ばして提出直前にバタバタするのは、できれば避けたい流れ。
ここ、先に見たいところです!
逆に、提出先が特定の形式やクラウドサービスを指定している場合は、そちらのOSに合わせたほうが動きやすい場面もある。指定がないなら、無理にOSを合わせなくても、自分の使い方を優先して選んでかまわない。
先に決めておくと動きやすい3つのこと
予算だけで決めてしまうと、必要なソフトが動かないパソコンを選んでしまうこともある。次の3つを先に決めておくと、機種選びがぐっとラクになる。
- 予算の上限
- 必要なソフトの有無
- サポート窓口の有無
少し高くても四年間使うものだと考えると、後から納得できる場合が多い。大学の生協やサポート窓口で購入すると故障時の対応が早いことがあるので、値段だけで選ばないほうが結果的に安心につながる。予算に幅を持たせておくと、必要なスペックを削らずに選べる余裕も生まれる。
わたしならここで止まる
結局のところ、学部の指定、ふだんの作業内容、予算という三つを先に見ておけば、WindowsかMacかはそこから自然に決まっていく。どちらが優れているという話ではなく、自分の使い方に合うかどうかの話だと考えると、選ぶときの気持ちが少しラクになる。
あと、先に決めておくとラクなのが、大学によっては入学後にソフトを無償配布している場合があるという点。買う前に一度、そうした案内が届いていないか見ておくと、余計な出費や二度手間を避けられることがある。
まずは今日か明日、学部から出ている案内やシラバスを開いて、パソコンに関する指定がないかだけ確認してみてほしい。そこがわかれば、残りの選び方はずいぶん動きやすくなるはず。











