入学準備のリストを見ていると、「給食袋」と「コップ袋」が別々に書いてあって、「え、これ同じじゃないの?」と一瞬止まることがあります。わたしもここで少し手が止まりました。
『くらしごと』のしおりです。今回は、給食袋とコップ袋の違いを、入学準備の流れに沿って説明します。何を入れる袋なのか、サイズはどう違うのか、兼用はできるのか、という順で見ていきます。
まず「何を入れる袋か」が違う
一番の違いは、入れるものが違うという点です。コップ袋は、うがいや歯磨き用のコップ・歯ブラシを入れるための袋。給食袋は、ランチョンマット(ナフキン)・箸・スプーンなどの給食セットをまとめて入れる袋です。
入れるものの形がそもそも違うので、サイズの作り方も変わってきます。コップは立体的で縦に高さがあるため、コップ袋は縦長の形が基本。給食袋は横に広く、複数のアイテムをまとめて収められる形が向いています。
サイズの目安はこのくらい
コップ袋のサイズは、縦20cm×横18cm前後、マチ7cm程度が一般的です。小学生用の歯ブラシは約17cmあるので、縦が17cm以上ないと歯ブラシが入りません。手持ちのコップを実際に測ってから袋を選ぶほうが失敗しにくいです。
給食袋のサイズは、縦25cm×横20cm前後が目安とされています。箸箱(約20cm)やランチョンマットを折って入れることを考えると、ある程度の横幅が必要です。学校によっては縦28cm×横21cm程度の指定が出ることもあります。
- コップ袋の目安サイズ
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縦20cm×横18cm前後、マチ7cm程度
- 給食袋の目安サイズ
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縦25cm×横20cm前後(学校指定で縦28cm×横21cmの場合も)
これはあくまで目安です。学校から案内が届いたら、まずサイズ指定があるかどうかを確認することが最初の一歩になります。
学校によって中身がかなり違う
給食袋に何を入れるかは、学校ごとにかなり差があります。「ランチョンマットと箸だけ」という学校もあれば、「コップ・歯ブラシ・箸・マスク・ミニタオルをまとめて給食袋に入れる」という学校もあります。
つまり、給食袋の中にコップが含まれる学校では、コップ袋が別途不要になるケースもあるということです。ここを確認せずに両方準備すると、片方がまったく使われないことになりかねません。わたしならここで一回、案内プリントを手元に出してから動きます。

案内プリント、先に手元に出しておきたいです
兼用できる?という疑問について
「袋の数を減らしたい」という気持ち、よく分かります。ただ、コップ袋を給食袋として使おうとすると、横幅が足りずに箸箱やランチョンマットが収まらないことが多いです。反対に、給食袋にコップを入れると、縦の長さが合わず不安定になりやすいです。
学校の案内に両方の名前が書いてある場合は、別々に用意するのが無難です。指定がなく判断に迷う場合は、入学説明会や学校への確認が一番確実です。先輩ママさんに聞ける環境があるなら、そこで確認するのも早いです。
マチあり・なしで迷ったら
コップ袋はマチありのほうが圧倒的に使いやすいです。コップは立体的な形なので、マチがない袋だとコップが安定せず、子どもが取り出しにくくなります。マチがある分、袋口も広がるので、子ども自身が開け閉めしやすくなります。
給食袋は、ランチョンマットや箸箱を入れることが多いのでマチなしでも収まる場合がありますが、複数のアイテムを入れるならマチありのほうが口が閉まりやすいです。手作りの場合は三角マチや折りマチがよく使われています。
素材と口の絞り方も見ておく
給食袋もコップ袋も、毎日持ち帰って洗う前提のものです。素材は乾きやすさ優先で選ぶのがおすすめで、オックス生地(綿100%)の1枚仕立てが洗濯後の扱いやすさでよく選ばれています。ナイロン素材は軽くて丈夫ですが、学校によっては布製指定の場合があります。
口の絞り方は、片側から絞るタイプと両側から絞るタイプがあります。コップ袋は両側絞りのほうが子どもが一人で開け閉めしやすいと言われています。子どもが毎日自分で使うものなので、操作のしやすさも少し意識しておくといいです。
手作りか市販か、どう決める?
市販品はサイズが豊富で、すぐに使えるのが大きなメリットです。入学準備は袋類だけでも、体操服袋・上履き袋・お道具袋など複数を同時に揃える必要があることが多いので、全部を手作りしようとすると時間がかかります。
手作りのメリットは、学校指定のサイズに合わせやすい点と、子どもの好みの柄にできる点です。「サイズ指定が細かい」「市販でちょうどいいサイズが見つからない」という場合は、手作りを検討する価値があります。作るものと買うものをある程度分けて考えるのが現実的です。
- 市販品:すぐ使えてサイズ展開が豊富、忙しい時期に助かる
- 手作り:学校指定サイズに合わせやすく、柄も選べる
- どちらの場合も、学校の指定サイズを先に確認してから選ぶ
名前の付け方も先に決めておく
袋が決まったら、名前を書く場所も先に確認しておくとスムーズです。学校によって「外から見える場所に書いてください」「タグに書いてください」など指定があることがあります。布製の袋に直接書く場合は、布用のペンを使わないとにじみやすいです。
名前シールやアイロン接着タイプの名前テープを使う方法もよく使われています。洗濯を繰り返すと剥がれやすくなるものもあるので、接着タイプよりアイロン定着タイプのほうが長持ちしやすいです。後から貼り直す手間を減らしたいなら、最初からアイロン定着タイプを選ぶほうが楽です。
迷ったら案内プリントから動く
給食袋とコップ袋の違いは、「入れるものが違う→必要な形とサイズが違う」というシンプルな話です。ただ、学校ごとに何をどの袋に入れるかが違うので、準備を始める前に学校の案内を一度確認するのが一番無駄が出にくいやり方です。
ちなみに、両方が必要かどうかは案内プリントの持ち物リストを見るだけで判断できます。「給食袋」と「コップ袋」の両方の名前が書いてあれば別々に用意する、どちらか一方しか書いていなければ一つでいい、という判断ができます。サイズ指定が書いてあればそのサイズを優先します。
まず手元にある入学案内のプリントを出してみてください。持ち物リストを確認するだけで、何が何枚必要かはだいたい分かります。そこからサイズを決めれば、市販でも手作りでも迷わず動けますよ。












