スチーム機能つきオーブンレンジ、結局いらなかった?迷う前に読む話

オーブンレンジを買い替えようと思ったとき、スチーム機能があるものとないものでずいぶん値段が変わって、少し止まりました。「せっかくだからスチームもあったほうがいいかな」と思う気持ちと、「使わなかったら意味ないな」という気持ちが、なかなかうまく折り合いませんでした。

こんにちは、『くらしごと』のしおりです。今回はオーブンレンジのスチーム機能がほんとうに必要かどうか、使い方から逆算して考えてみました。

先に結論をひとことで言うと、スチームが必要かどうかは、何を作るかではなく、どんな仕上がりを求めるかで決まります。ふだんの温め・解凍が中心なら、スチームなしでも十分です。ただ、パンをしっとり仕上げたい、揚げ物を油なしで食べたい、という場面が思い浮かぶ人には、検討する価値があります。

目次

そもそもスチーム機能って何をするもの?

オーブンレンジのスチームとは、庫内に水蒸気を送りながら加熱する仕組みのことです。マイクロ波だけの普通の温めとは違って、食材の表面が乾燥しにくく、しっとりとした仕上がりになります。

代表的な使い方としては、パンやごはんの温め直し、揚げ物の温め直し(べたつきにくくなる)、蒸し野菜や茶碗蒸し、オーブン調理と組み合わせたスチームオーブン調理などがあります。ヘルシオやビストロなど、メーカーが「水蒸気調理」を前面に出しているモデルは、この機能を中心に設計されています。

ちなみに、スチーム機能と一口に言っても、「過熱水蒸気」と「蒸気のみ(スチーム)」では仕組みが少し違います。過熱水蒸気は100℃を超えた水蒸気で食材を加熱するため、表面はカリッと、中はしっとりという仕上がりが得意です。この点は、カタログでも見落としやすいので先に確認しておくとラクです。

スチームが向いている人、そうでない人

ここが一番の分かれ目だと思います。スチーム機能がある機種は、同じサイズ・同じ出力のスチームなしモデルより、だいたい1万円から3万円は高くなります。機能に魅力を感じても、使う場面がなければその差額分がそのまま眠ることになります。

使う場面が浮かばなかったら、スチームなしで十分だと思います!

スチームが向いているのは、パンをよく焼く・温める人、揚げ物の温め直しが多い人、ヘルシー志向で油を減らした調理をしたい人、お菓子や蒸し料理をレパートリーに入れたい人です。逆に、毎日の使い方が「ごはんとおかずの温め」「冷凍食品の解凍」が中心なら、スチームなしのシンプルなモデルのほうが使いやすいケースが多いです。

「いつか使うかも」で買ったスチーム機能は、思ったより出番がないことも多い。わたしがここで一度止まったのも、まさにそこで、「実際に週に何回その料理をするか」を先に数えてみたんですよね。結果として、週1回も蒸し料理をしないなら、スチームは後回しにしてよいという結論になりました。

あなたの使い方に当てはまるのはどっち?

自分の使い方を当てはめてみると、判断がしやすくなります。次のうち当てはまるものが多い方を目安にしてください。

  • 温め・解凍がメインで、蒸し料理はほぼしない
  • パンやお菓子をよく焼く
  • ヘルシオ・ビストロなど高機能モデルが気になっている
  • 予算は3万円以下で抑えたい
  • 家族が多く、使用頻度が高い

1・4が当てはまるなら、スチームなしのモデルで十分です。2・3が当てはまるなら、スチームありのモデルが使いやすいでしょう。5だけが当てはまる場合は、容量や出力を先に確認してから機能を考えたほうが順番として早いです。

価格差と機能の関係を先に見ておく

スチームありとなしでは、同じメーカーの同じ容量でも価格がかなり変わります。スチームなしのフラットテーブル・オーブンレンジは2万円台が中心ですが、スチームあり(過熱水蒸気)になると4万〜8万円台が多くなります。

スチームなし(単機能・オーブン付き)

温め・解凍・オーブンが中心。価格は2万〜4万円台が多い

スチームあり(水蒸気・過熱水蒸気)

蒸し料理・パン・揚げ物の温め直しに強い。価格は4万〜10万円台

この価格差を「もったいない」と感じるかどうかは、スチームを使う頻度に直結します。週に3回以上、スチームを使いたい料理が浮かぶなら投資として合うかもしれません。月に1〜2回あるかどうかなら、スチームなしで調理器具を別に揃える選択肢もあります。

スチームなしで代用できる場面もある

スチームなしのレンジでも、工夫次第で近い仕上がりに近づく方法はあります。たとえば、ごはんを温めるときに少し水をかけてからラップをする、パンを温めるときに濡らしたキッチンペーパーを添えるなどが代表的です。完全に同じにはなりませんが、日常的な使い方なら気にならないことが多いです。

一方で、過熱水蒸気で揚げ物のカロリーカットをしたい、本格的な蒸し料理を手軽に作りたいという場合は、代用では限界があります。どこまでを「十分」とするかを先に決めておくと、機種選びも迷いにくくなります。

ここ、あと回しにしがちなんですが、先に「何を妥協できるか」を決めておくと、比較が一気にラクになります。機能を全部比べてから決めようとすると、かえって時間がかかるんですよね。

スチームありの機種を見るなら最初にここ

スチームあり機種を検討するときに、わたしなら最初にここを見ます。それは「給水方法」です。タンク式と水道直結式があって、タンク式は調理のたびに水を入れる手間が発生します。忙しい平日に使う頻度が高い場合は、この手間が地味に負担になることがあります。

次に確認したいのが「庫内の広さ」です。スチームありの機種はセンサーや給水タンクのぶん、外見よりも庫内が狭くなっていることがあります。鶏もも肉1枚が余裕で入るか、グラタン皿が横向きに入るかなど、実際に使うものを当てはめてみるのが早いです。

機能のカタログ比較に入る前に、使い勝手のここを先に確認しておくと、候補を絞る順番が変わってきます。スペックより先に「使いやすいか」から見るのが、結果的に手間が少ないと思っています。

迷ったときの判断の順番

スチームが必要かどうかで迷ったら、「今の使い方」を軸に考えると決まりやすいです。スチームを「使いたい料理」ではなく、「実際に週に何回作っているか」から考え直してみると、要不要がクリアになることが多いです。

ちなみに、スチームありのモデルは給水や庫内の手入れが増えます。手入れの手間もスペックと同じくらい、実際の使いやすさに影響してくる部分です。仕様書には出てこない「毎日の感覚」を先に想像しておくと、後悔しにくいです。

今日から始めるなら、まず「今週スチームを使う料理を一つ思い浮かべてみる」だけでいいと思います。それがすぐ浮かぶかどうかで、スチームあり・なしの方向がだいたい見えてきます。スペックを全部比べる前に、まずそこから確認してみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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「くらしごと」しおり

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