エアコン暖房の試運転は必要か?冬前に確認したいこと

寒くなる前に、ふと「そういえばエアコンの暖房、ちゃんと動くかな」と気になったことはありませんか。夏に冷房は使っていたけど、暖房はそのまま冬まで放置、というご家庭は意外と多いんです。

こんにちは、『くらしごと』のしおりです。毎年この時期になると、「いざ暖房を入れたら動かなかった」という声をよく目にします。結論から言うと、エアコンの暖房試運転は、冬が来る前にやっておいたほうがいいです。

目次

試運転って本当に必要なの?

「夏に普通に使えてたし、暖房も大丈夫でしょ」と思いがちなんですが、これが少し違うんですよね。冷房と暖房は、エアコン内部の動き方が別物です。冷房で問題なかったからといって、暖房が正常とは限らないんです。

実際、暖房シーズンの最初に修理の問い合わせが集中する傾向があるとメーカーも発信しています。寒くなってから「動かない」と気づいても、修理の予約が混んでいて数週間待ち、ということも珍しくありません。

わたしがいちばん避けたいのは、一番寒い日に暖房が動かないと気づく展開です。それを防ぐために、試運転は余裕のある時期に済ませておく、というのが基本の考え方です。

試運転に向いているタイミング

試運転のタイミングは、10月中旬から11月上旬が目安です。外気温がまだ極端に低くなっていない時期のほうが、エアコンへの負荷が少ない状態で動作を確認できます。

逆に、真冬になってから初めて暖房を入れると、エアコンが急激な温度差に対応しながら動くことになります。室外機への負荷が大きくなるぶん、不具合が出たときのダメージも大きいです。

「まだ暖房を使う気温じゃないし」と後回しにしている間に、ちょうどいいタイミングを逃してしまうことがあります。ここは早めに動いておくほうが、後が楽です。

試運転の手順、順番で確認する

手順はそこまで複雑ではありません。ざっとまとめると、次の流れです。

  • 設定温度を最高温度(28〜30℃)にする
  • 暖かい風が出るまで少し待つ
  • 温風が出てから10分間そのまま運転
  • 異音・異臭・エラー表示がないか確認
  • そのまま30分運転して水漏れをチェック

最初に設定温度を最高にするのは、温風がきちんと出るかを早く確認するためです。室温に近い温度に設定すると、エアコンが「もう十分暖かい」と判断して風を出さないことがあります。

ここで止まりやすいのが、「暖かい風が出てくるまでの間」です。エアコンは起動してすぐに温風が出るわけではなく、室外機が動き始めるまで少し時間がかかります。しばらく待っても冷たい風しか出ない場合は、何かが起きているサインです。

室外機も一緒に見ておく

室内機だけ確認してOKとしがちですが、室外機も一緒に見ておくのが手間を省くコツです。室外機のまわりに物が置いてあると、暖房の効きが悪くなります。

排水ホースに詰まりがないか、ファンのすぐ近くや上に何か乗っかっていないかをサッと確認する程度で十分です。三菱電機の情報によると、室外機前面に物があると「暖房の効きが悪い・温度が上がらない」という不具合の原因になりやすいとのことです。

室外機は夏の間もずっと外に置いてあるので、気づかないうちに物が増えていることがあります。この機会に周りをひと回り見るだけで、ひとつ安心材料が増えます。

フィルター掃除もこのときに

フィルター、夏のまま放置してませんか?

試運転と合わせてやっておきたいのが、フィルターの掃除です。フィルターが汚れていると、暖房の効率が落ちます。夏に冷房をよく使っていたなら、ホコリがかなり詰まっている可能性があります。

においが気になる場合も、まずフィルター掃除をしてみてください。掃除後も気になるにおいが続くようであれば、エアコン内部にカビが発生していることが多く、その場合はプロのクリーニングを検討する段階です。

フィルターは水洗いして完全に乾かしてから戻すのが基本です。濡れたまま戻すとカビの原因になるので、ここだけは省かないようにしましょう。

こんな場合は試運転しなくていい?

「先月まで暖房使ってたし、わざわざ確認しなくても」という場合は、試運転をあらためてやる必要はないかもしれません。直近のシーズンまで正常に動いていたなら、まずはフィルター掃除と室外機まわりのチェックだけでも十分なこともあります。

試運転が特に大切なのは、前の冬に暖房を使わなかった・長期間エアコンを止めていた・夏に何か不具合があったという場合です。使っていない期間が長いほど、動作確認の意味が出てきます。

迷ったらここから動き始める

エアコンの暖房試運転は、必要かどうかというより「やっておいたほうが動きやすい」準備のひとつです。寒くなってから動かないと気づくと、修理も手配も時間がかかります。外気温がまだ落ち着いている10月〜11月上旬のうちに、一度試しておくのが一番スムーズです。

ちなみに、試運転中に異音やエラー表示が出た場合は、購入した店かメーカーのサポートに連絡するのが早いです。自分で分解して確認しようとすると、保証が効かなくなることがあるので、そこは手を出さないほうが無難です。

まずはリモコンを取り出して、暖房モードで最高温度に設定してみるところから始めてみてください。10分だけ動かしてみれば、今シーズンの状態がひと目でわかります。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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「くらしごと」しおり

『くらしごと』では、暮らしの中で気になることや、動く前にちょっと確認しておきたいことをわかりやすくまとめています。

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