食事中に顔を下げてお皿に近づけて食べている姿、気になっているけど「どうすれば直るの?」と迷う人は多いです。
こんにちは、『くらしごと』のしおりです。今回は犬食いについて、原因から直し方まで順番に見ていきます。
「行儀が悪い」で片付けられがちですが、実は姿勢や食器の高さ、食べ物の形状まで関係していることがあります。原因から見ていかないと、注意してもなかなか変わらないんですよね。
犬食いってどういう状態?
犬食いとは、食器に顔を近づけて、口を皿に持っていくようにして食べる状態のことです。食器を持たずに食べることや、前傾姿勢で食べることも含めてこう呼ばれます。
見た目の印象だけでなく、首や背中への負担が増えたり、食べ物をよく噛まずに飲み込みやすくなったりするという点でも、気になるところです。食事の姿勢は消化にも関わるので、長く続くと体の調子にじわじわ影響することも。
まず「どんな状態を犬食いと呼ぶか」を自分で確認しておくと、原因を探りやすくなります。顔を下げている・食器を持っていない・前のめりになっている、このどれかが続いているなら、それが犬食いのサインです。
なぜ犬食いになるのか
ここは先に見ておくとラクなところです。原因が分かれば、どこを変えればいいかが自然に絞れます。
- 食器の位置が低い
-
テーブルに対して食器が低すぎると、自然と顔が下がります
- 食器を持つ習慣がない
-
茶碗や椀を持たずにそのままかき込む習慣がつきやすいです
- 姿勢のクセがある
-
猫背や足が床につかない状態で食べると前傾になりがちです
- 食べ物の形やサイズが合っていない
-
スプーンやフォークで取りにくい食材だと口を近づけやすくなります
わたしがこのあたりで一度止まったのは、「行儀」の問題だと思っていたのに、食器の高さや椅子の高さも関係していると知ったときです。叱り続けてもなかなか直らない場合、環境の方を先に見直すと変わりやすいことがあります。
特に子どもの場合は、椅子の高さが合っていなくて足が宙ぶらりんになっていると、食事中に体が安定しません。食べることに集中できず、姿勢が崩れやすくなります。
まず見直したい環境のこと
原因が分かったら、環境から先に変えていくのが手間が少なく済みます。注意だけで直そうとすると、お互いに疲れやすいです。

食器の高さ、先に見たいところです!
- テーブルと椅子の高さが体型に合っているか確認する
- 子どもには足がつく高さの椅子か、足置きを用意する
- 食器を持てる形・重さになっているか見直す
- スプーンやフォークのサイズが口に合っているか確認する
- 食器をテーブルに置いたまま食べやすい環境になっていないか見る
食器を持つ練習は、最初から重い茶碗やお椀ではなく、軽くて持ちやすいものから始めるとスムーズです。持てた・上手に食べられたという経験を積み重ねることが、習慣づけに一番近道です。
椅子の高さは意外と見落としがちです。足が宙に浮いていると体幹が使えず、どうしても前のめりになります。足が床や足置きにしっかりつく高さかどうか、一度確認してみてください。
食べる練習で習慣を変えていく
環境を整えたうえで、食べ方の練習も少しずつ加えていくと変わりやすくなります。ただ、一度にあれこれ直そうとすると食事が楽しくなくなるので、一つずつが現実的です。
まず取り組みやすいのは「食器を手で持つ」習慣を意識することです。特に汁椀やご飯茶碗は持って食べるのが自然な形なので、ここから始めるのがわたしなら最初に選ぶ順番です。食器を持てば、自然と顔が前に下がりにくくなります。
子どもが犬食いになっている場合、注意よりも「持てたね」「上手に食べられてるね」と声をかけるほうが続きやすいです。毎回の食事でできることから少しずつ変えていく、というのが現実的な進め方です。
後回しにすると面倒になること
犬食いはクセになりやすいので、長く続くほど直しにくくなります。「そのうち直るかな」と思いながら何年も経つと、本人も無意識になっていることが多いです。
外食や給食の場面で気になることもあるので、家でのうちに見直しておけると安心です。特に子どもの場合、幼いうちに食べ方の基本が身についていると、その後の食事のマナー全般がスムーズになりやすいです。
大人の場合は、首や肩への負担が気になり始めてから見直す人もいますが、姿勢のクセはゆっくりと体に影響が出ることも。早めに気づいたときに、食器や椅子の高さだけでも確認しておくと、小さな変化が続けやすいです。
大人の犬食いが気になったときは
大人の場合も原因は子どもと大きくは変わりません。テーブルや椅子の高さ、食器の重さや形、食べるときの姿勢のクセ、このあたりを順番に見ていくのが早いです。
特にひとりで食事することが多い人は、知らないうちに姿勢が崩れていることがあります。食事中にスマホや本を見ながら食べる習慣がある場合は、顔が下がりやすくなっているので、そこも合わせて見直してみるといいです。
「直したい」と思っているのに毎回忘れてしまうなら、まず食器を変えてみるという入り口もあります。持ちやすい形や重さの食器を使うだけで、食べ方が少し変わることがあります。
迷ったらここから見直す
犬食いが気になるなら、まず「環境」と「食器」から見直すのが一番手間が少ないです。注意するより先に、椅子の高さ・食器の持ちやすさ・テーブルとの距離を確認する、この順番が動きやすいです。
ちなみに、食器を持って食べる練習をするとき、汁椀から始めるのがわたしのおすすめの順番です。汁椀は持って食べるのが自然な流れなので、意識しなくても習慣になりやすいです。
まずは今日の食事のとき、椅子の高さと食器を一度確認してみてください。環境が整うと、注意しなくても自然と姿勢が変わっていくことがあります。












