CAT6とCAT6Aで速度10倍差?LANケーブル選び3つの確認点

先日、家電量販店のLANケーブル売り場でふと足が止まりました。CAT6とCAT6Aの表示が並んでいて、どっちを買えばいいのか一瞬分からなくなったんです。

『くらしごと』のしおりです。うちも先日ルーターを買い替えたタイミングで同じところで悩んだので、今日はCAT6とCAT6Aの違いと、選ぶ前に見ておきたい順番を一緒に整理していきます。

目次

CAT6とCAT6Aは何が違うのか

CAT6とCAT6Aは、どちらも今の家庭やオフィスでよく見かけるLANケーブルの規格。一番の違いは、10ギガという速い通信をどこまで安定して受け止められるかという点にある。

CAT6は1ギガ通信ならまったく問題なく使えるけれど、10ギガになると距離が伸びるほど安定しにくくなる規格。CAT6Aはその弱点を補って、10ギガでも100メートルまで速度を保ちやすい作りになっている。

わたしなら最初にここを見ます。家やオフィスの回線が1ギガなのか10ギガなのか、そこが分かるだけで選ぶべきケーブルがほぼ決まってくるからです。

CAT6

1ギガ中心の通信に向いている規格

CAT6A

10ギガ通信でも速度を保ちやすい規格

まず契約している回線を見る

ケーブルを買う前に、まず今の回線の速度を確認しておきたい。契約プランやルーターの対応速度が1ギガまでなら、CAT6で十分間に合うことがほとんど。

反対に、光回線をすでに10ギガプランへ切り替えている場合や、近いうちに切り替える予定がある場合は、CAT6Aを選んでおいたほうが二度手間になりにくい。ケーブルの規格は被覆部分の印字で確認できるので、家にあるものを一度見てみるのもいい。

ここで止まりやすいんですよね。ルーターとパソコンの両方が10ギガに対応していないと、ケーブルだけ良くしても速度は変わらない。買い替え前に、機器側の対応速度もあわせて見ておくと安心。

選び方が分かれるポイント

迷ったときは、今の回線速度と、あと数年でどう使いたいかを先に決めておくのが早い。今すぐ10ギガを使わなくても、家族が増えたり在宅ワークが増えたりして、あとから足りなくなることもある。

配線をやり直すのは正直かなり面倒なので、壁の中や床下を通す固定配線だけは先にCAT6Aにしておく、という選び方をする人も多い。

ここは先に見ておくとラクなところ。頻繁に抜き差しする短いケーブルはCAT6でも十分だけど、固定して長く使う配線ほど規格の余裕を持たせておくと後悔しにくい。

項目CAT6CAT6A
最大速度の目安1ギガ中心(10ギガは短距離向け)10ギガに安定対応
周波数帯域250MHz500MHz
ノイズへの強さ標準的やや優位
ケーブルの太さ・扱いやすさやわらかく取り回しやすいやや太めで硬さがある
価格の目安比較的安いやや高め

配線でつまずきやすいところ

後回しにしやすいのが、ケーブルの長さと配線経路の確認。CAT6Aは10ギガ通信でも100メートルまで安定するといわれるけれど、実際の設置環境によっては規格どおりの性能が出にくいこともある。

CAT6Aは少し太くて硬めなので、細い配線モールや家具の隙間を通すときに引っかかることがある。買ってから通らなかった、というのは地味に手間がかかる失敗なので、設置場所は先に見ておきたい。

逆に不要な場合もある。スマホやタブレットが中心でWi-Fiしか使わない環境なら、有線LANの規格自体をそこまで気にしなくても困らないことが多い。

CAT6Aが本当に必要な人

CAT6Aが向いているのは、オンラインゲームや動画編集のように大きなデータを頻繁に送受信する人。10ギガ回線を契約していて、その速さをしっかり生かしたいならCAT6Aを選ぶと後悔しにくい。

反対に、動画視聴やメール、ネット検索が中心の使い方なら、CAT6でも速度が足りないと感じる場面は少ない。価格差もそれほど大きくないので、迷ったら少し余裕を持たせるという考え方もできる。

よくある見落としが、ケーブルだけCAT6Aにして満足してしまうケース。壁のLANポートやスイッチングハブが古いままだと、結局そこで速度が頭打ちになってしまう。

まずは回線速度から見ます

買い替えのタイミング

すでにCAT6を使っている場合、今すぐ買い替える必要があるかどうかも気になるところ。今の使い方で速度に不満がなければ、無理に交換しなくても大丈夫。

ただ、配線をやり直すタイミングが来たときは、ついでにCAT6Aへ切り替えておくと次に困る場面を減らせる。CAT6Aには下位互換があるので、今使っているCAT6の機器とつないでも使えなくなることはない。

引っ越しやリフォームで配線を触る予定があるなら、そのときにまとめて確認しておくと、あとから追加工事をする手間を減らせる。

買う前に見ておきたい4つ

CAT6かCAT6Aか迷ったら、買いに行く前に次の4つを確認しておくと選びやすくなる。

  • 契約している回線の速度
  • ルーターやハブの対応規格
  • 配線する場所や長さ
  • これから先の使い方の見込み

この4つが分かっていれば、店頭やネットショップでどっちを選ぶか、その場で迷わずに決められるはず。

先に決めておくと迷わない

CAT6とCAT6Aの違いは、結局のところ今の回線速度と、これからどこまで使い方が広がりそうかで決まってくる。1ギガ中心ならCAT6、10ギガを使う予定があるならCAT6Aを選んでおくと安心できる。

ちなみに、ここでひとつ見ておきたいのが、ケーブルだけでなくルーターやハブの対応速度。CAT6Aを買っても機器側が1ギガのままだと、その速さを生かせないまま終わってしまう。

今日中に回線の契約速度を確認して、明日にでも今使っているルーターの対応速度をチェックしてみてほしい。そこまで分かれば、あとはCAT6かCAT6Aか、迷わず選べるはず。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

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