引っ越しが決まって「転出届、いつから出せるんだろう」と思ったとき、わたしもまずそこで止まりました。
『くらしごと』のしおりです。マイナポータルを使えば役所に行かずに転出届が出せるのですが、申請できる期間に決まりがあります。知らずに動き出すと「まだ早すぎた」「もう期限を過ぎてた」となりかねないので、先にここだけ確認しておきたいところです。
申請できる期間はいつからいつまで?
マイナポータルで転出届を申請できるのは、引っ越す日の30日前から、引っ越した日(転入日)の10日以内までです。
「30日前から」というのは、たとえば5月31日に引っ越す予定なら、5月1日からオンラインで申請できるということです。引っ越しが決まった段階で動けるのは、ちょっとラクですよね。
引っ越し後に申請する場合は、住み始めた日から数えて10日以内が目安です。この期間を過ぎると、オンライン申請は使えなくなるため、窓口または郵送での手続きに切り替える必要があります。
このサービスが使える条件を先に確認
マイナポータルで転出届を出すには、マイナンバーカードを持っているだけでは不十分で、電子証明書が有効な状態であることが必要です。ここ、見落としやすいポイントです。
申請前に手元に用意しておきたいものをまとめました。
- マイナンバーカード(電子証明書が有効なもの)
- 署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁の英数字)
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
- 新しい住所(引っ越し先が決まっていること)
- 日中に連絡のとれる電話番号
暗証番号は2種類あるので、どちらも思い出せるか先に確認しておくとスムーズです。特に署名用の英数字の暗証番号は、設定した記憶がない方もいるので、カードを作ったタイミングで何を設定したか確かめておくと安心です。
申請から処理完了まで少し時間がかかる
マイナポータルで転出届を送信したその日に手続きが完了するわけではありません。自治体の処理が済むまで、土日・祝日を除いておおむね2〜3日かかります。
転入先の窓口に行くのは、マイナポータル上で「申請状況:完了」と表示されてから、というのが正しい順序です。この表示を確認する前に転入先へ行っても、転出の処理が終わっていないため受け付けてもらえないことがあります。

処理完了を確認してから転入先へ行くのが正しい順番です!
余裕をもったスケジュールで動くなら、引っ越しの1週間前ごろに申請しておくのがわたしなら選ぶ目安です。直前すぎると「完了」まで間に合わないケースも出てきます。
転出届のあとの転入手続きはどうなる?
転出届をオンラインで済ませた場合でも、転入届は転入先の役所窓口への来庁が必要です。転出だけがオンライン化されているサービスなので、「これで全部終わった」とならないよう注意が必要です。
転入届の期限は、引っ越した日から14日以内と決まっています。転出の申請状況が「完了」になったことを確認したうえで、マイナンバーカードを持って転入先の窓口へ向かいましょう。
同一世帯の家族も一緒に転出手続きができるので、家族で引っ越す場合はまとめて申請すると手間が一度で済みます。引っ越す人数と現在の住民票の人数が合っているか確認してから入力すると、途中で止まらずに進められます。
引っ越し日が変わったときの対応
申請後に引っ越し予定日が変わることはよくあります。新しい引っ越し日が申請日より後の日付であれば、取り消し申請は不要です。変更の連絡も特にしなくてよいとされています。
一方、引っ越し日が申請した日より前の日付になってしまった場合は、これまでの住所を管轄する自治体へ相談が必要です。自己判断で放置せず、早めに問い合わせておくほうがよいです。
よくある迷いどころを先に見ておく
「転出届と転入届の違いって?」と混乱する方は少なくありません。転出届は今住んでいる市区町村に「この住所を離れます」と届け出るもの、転入届は引っ越し先の市区町村に「ここに住み始めます」と届け出るものです。マイナポータルでオンライン申請できるのは転出届の側だけです。
- 転出届
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今の住所を離れることを今の市区町村へ届け出るもの。マイナポータルでオンライン申請可能。
- 転入届
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新しい住所に住み始めることを転入先の市区町村へ届け出るもの。窓口での来庁が必要。
また、同じ市区町村内の引っ越しは「転居届」になるため、転出届の手続きは不要です。マイナポータルの転出届が使えるのは、別の市区町村へ引っ越す場合だけという点も先に押さえておきたいところです。
まず動くならここから確認する
マイナポータルの転出届は、引っ越しの30日前から申請でき、引っ越し後は10日以内が期限です。申請から処理完了まで数日かかるので、余裕を持って動くなら引っ越しの1週間前ごろが目安になります。転入届の窓口手続きは処理完了を確認してから、という順番も合わせて覚えておくと迷いにくいです。
ちなみに、申請前にマイナンバーカードの電子証明書の有効期限も確認しておくと、申請当日に「使えない」とならずに済みます。有効期限は発行から5回目の誕生日までが目安で、更新が必要な場合は市区町村の窓口で手続きが必要です。こちらも早めに確認しておくと一手間省けます。
まずはマイナポータルにログインして、申請画面が開けるかだけ確認してみるのが最初の一歩としてちょうどいいと思います。引っ越し準備は重なりがちなので、できるところから早めに動いておくと少しラクになりますよ。












